Vリーグセミファイナルラウンド初日


本日からVリーグ女子のセミファイナルラウンドが大阪にて行われる。
今年の出場チームは先日私が希望したとおりのパイオニア、久光、東レ武富士
唯一の誤算は東レが第3ラウンドでNECに負けたり、久光に勝てなかったりで
首位から3位まで転げ落ちてしまったこと。
Vリーグのファイナル進出チームはページ方式と呼ばれる変則トーナメントになっていて
「1位」vs「2位」の勝者が決勝進出
「1位vs2位の敗者」vs「3位vs4位の勝者」の勝者が決勝進出となる。
2位までに入れば1勝すれば決勝進出。3位以下は2連勝が条件となるので多少
上位有利なルールとなっている。


そもそもの今年の希望としては決勝でのメグカナ対決。そのための想定シナリオとしては
東レとパイオニアが戦い東レ勝利(今シーズンは東レの2勝1敗)で決勝へ行き、
負けたパイオニアが久光に勝利(今シーズンはパイオニアの2勝1敗)でメグカナ対決実現
かと思っていたのだが久光が2位に食い込んだことで実現が難しくなった。
東レは久光に3連敗しており、パイオニアが最初勝っても東レが勝てない。
そもそも久光が最初に勝ったらパイオニア東レで決勝をかけてセミファイナル。
うーん厳しい順位に入ったなぁという印象。


大阪行きの飛行機には武部幹事長も乗っていた。大阪空港では関係者らしき人が待っていて
若者がぺこぺこ、名刺配りまくり。つらいねー。
政治家ってあっても感激しないよね。尊敬もしないな。でもへんなことしたらSP連中にぼこぼこにされそうなのでちょっとだけ怖いね。ま、どうでもいいんだけど


そして試合会場となる大阪市総合体育館へ。
なんか市民公園の丘に半地下で掘り下げたような体育館。
しかしながら会場運営は比較的ひどくて座席表とかアリーナ席への順路とかナビゲーションになるものが何一つない。
係員がアリーナ席は左手の階段を下りてくださいと連呼。アリーナ入場時にチケットの日付欄に
まるが打たれるが案内は無し。
座席近くでこの席は・・・と思ったらちょうど自分の席の近くだった。
円形のスタンドなのでスタンド席からは微妙に距離感を感じるだろうなと言う作り。
客の入りはそこそこ。そんなに超満員でもない。試合後の公表数値で4000。そんなもんか。


今日の座席はコートを縦スクロールで見る席。サーバーの後ろなので反対側のエンドラインはよく見えません。ただこの席はブロードとか選手の横の動きは見やすいのでそれなりに
楽しめます。
しかも一列目なので試合前の公式練習などではかなり選手が間近で見れます。
一方のチームがアタック練習をしているときにはもう一方のチームはアタック練習側に移動して
レシーブ練習をするので遠い側のチームの選手も間近に見れるのです。ま、感想は「でけー」って言うことと選手の声が聞こえることぐらいですけど。
選手が近いってのはスポーツを見る上でひとつ重要なピースですけどね。


そして第一試合はパイオニアvs久光製薬久光製薬キューバ代表のケニア選手がチームの得点の3割から4割を稼ぎ出すという極端なチーム。その他にはアテネ代表の成田。個人的には落合主将が守備もがんばるウイングスパイカーということで好感の持てる選手です。
イオニアアテネ代表の吉原、佐々木、栗原にオランダ代表フールマン。過去代表経験のある多治見などベテランも結構多いチーム。監督は名将セリンジャー。
しかし、この第一試合はなんと久光がストレート勝ち。パイオニアはスパイク賞を取った
フールマンをあまり使わないのでどうしたのかなと思っていたら、けがをしていたみたいです。
そしてもう一つの特長であるジャンプサーブもそれほど効果的ではなく(久光のサーブレシーブが良く)あっさり負けてしまいました。
特に久光はコンビバレーというよりは、ケニア以外の選手が拾ってケニアが決めるというチームなので、多少サーブレシーブが乱れてもレフトオープン、バックアタックケニア
打たせることで多少帳消しの感があり非常に強いという印象。
そして久光が勝った時点でメグカナFINALは夢に終わってしまいました。


ちなみにフジテレビはプリンセスメグというニックネームを与えましたが、バレー会場では
コウなので。(以前書いたかな?)ジャンクスポーツにも出たことのある、
NECを退社してモデルに転身した河村恵がNECですでにメグというコートネームだったので
メグが使えずコウ。パイオニアに移籍しても応援はほとんどコウが使われてますね。
JTかおる姫はユウです。優勝したとしに入った選手からユウとショウがいるんだな。


そして第2試合の東レvs武富士。レギュラーラウンドは東レの3勝なので
決勝をかけてメグカナ対決かーと思っていたら・・・
東レ負けちゃうし。東レは微妙なお見合いとか若干チーム全員の足が止まっている印象を受けました。
武富士アメリカ代表のハニーフにクイック打たせるなどここぞって言うところでテントっていたし。
また終盤にエレナニコリッチのクロススパイクがことごとくアウトになっていた気がする。
チーム全体としても4点とか連続でとられたと思ったら取り返すなど得点の積み重ね方も
波があって安定しない状況。きっちり1本できっていけないのが、若いチームならではなのかな。
ローテーション的にも木村(ライト)荒木(センター)大山(レフト)っていう組を作っているため、
セッター、センター、エレナ(レフト)のローテーションでのエレナ負担が高いので守る方も比較的楽だし。センターの西脇の決定率もそれなりに高いのですが、うーん。


大山はがんばっていたと思うけど。最後も東レは相手のマッチポイントを3連続ポイントで一度はしのいだのですが、、、奇跡の逆転劇はそう簡単には起きなかった。
代表のレフトを争った吉澤が2本ともブロック吸い込みなどでポイントを連取しゲームセット。
最後はこぼれたボールを拾いに行き届かなかったカナ、号泣でした。サオリ(木村)は泣いてなかった。
でもカナをミキ(大山の妹。東レの選手)が慰めたりタオルを頭にかけたりしているのは
ちょっといたいたしいものがありました。
そして隣の席のおばちゃんはかなり東レのファンだった(選手の関係者かなーとおもうけど断定はできません)みたいで東レには大拍手っていう観戦の仕方だったのですが
負けた瞬間はおばちゃんも泣いていました。
逆側には武富士ファンのおたくっぽい男がおって、「ちえちゃん(日本代表の吉澤選手)がんばれ」「ちえちゃんナイス」などの声が気持ち悪かった。
しかも試合中に何度も指先に絆創膏を貼っていたのがきもかった・・・


明日はパイオニアvs武富士だ。
うーん武富士vs久光のファイナルはみたくないなー。
どっちのチームが嫌いってことではないんだけど、ちょっと地味だよね。