追悼・送別の辞

さようならキャプテン。さようならジーコ

今朝四時。帰ってきたところ。とりあえずふて寝する。

詳細は後で

やっと、書くことが出来るこの日の日記。(6/17)

ほんとに疲れた。カイザースラウテルンのスタジアムまでのプチ登山も疲れた。席の色で厳密にセキュリティチェック分けてるんだもん。おまけにブルーセクターはかなり遠回りさせられるし。試合開始前の情報では38度?ほんと?


フランクフルトからカイザーへ向かう列車のホームには見慣れた青いユニがいっぱい。列車の座席は予約できなかったので、狙うは食堂車。停車位置を確認し、食堂車へ直行。座席確保。もちろんここにも日本人多数。これまではフランクフルトで試合のあるKOREAばっかりだったのに。
試合開始5時間ほど前にカイザースラウテルン到着。ゾクゾクと青と黄色の大群があふれてくる。サッカルーズはカンガルーの風船をもち駅前から大騒ぎ。さすがに体も声もでかいねー。
JAPANを圧倒している。


大会に来て初めてダフ屋さんにいっぱい会う。たしかにここに来て日豪戦チケットだぶつき気味だし他の日本人に聞いてみるとそこまでふっかけられてはいない模様。ここでmixiの人たちにも会ったが、4年前のEUROでマイミクすぎさんのレンタカーであいのりしたK君にも遭遇。


駅前に久米宏発見。今日はいったい何人ぐらいの芸能人やアナウンサーが来てるんだろうか。チケット確保に苦労もせずメディアチケやスポンサーチケを手に入れてる輩だ。
別に悪いとは言わない。特権なんだから。僕だって国内の代表戦はスポチケをもらっていくことあるし。久米さんはあんま番組取りに来ましたってかんじじゃなかったからプライベートで来てるのかな?


番組取りに来ました、雑誌の取材です・・・こういうのが腹立つんだよね。すこしはまともな記事・報道ができるように勉強してから取材しろっつーの。試合後も「もう少しクロ戦に向けて元気のある様子で写真撮らせてください!」とか脳天気だよ。
試合後にはTBSの久保田アナもいました。取材受けてた人は「イナがやってくれる。あいつはやってくれる」と力説してました。なんかの番組で宮本選手はどうでしたとインタビューしている隣を通ったときに、「駄目駄目でしょ」っていっとけばよかった。何きいてんだ。何見てそんな質問するんだ・・・


カイザーの町ですこし腹ごしらえをしていざスタジアムへ。
道を登りかけたところで戻ってくる人が多いので、話を聞くと座席のエリア(色)が違うと戻されるらしい。
ということで青のルートへ・・・
遠い、暑い。1万人からなる集団ピクニック。
その横を通り抜けるメディアのバン。中にはめざましテレビの大塚さんが。開幕戦でも見かけたのだが、
今日は番組用に撮ってるんだろうな。開幕戦でのただのおじさんは一応ちゃんとした格好に変身しておりました。


セキュリティを抜けチケットゲートも通りスタジアムへ。スタジアム内オフィシャルショップがしょぼい…
なので本日は町中で購入したunofficialなマッチデーマフラーで我慢。
スタジアムはSAMURAIブルーとサッカルーズが半々、ちょっと日本が多くて6:4ぐらいかなー。
隣にはこの試合だけ見て帰るというサポーター。前列は正体不明のおじさん軍団。このおじさん達試合終了10分ぐらい前に
「じゃつぎがあるんで」というツアコン?の指令に従い退席。ちなみにその後逆転負けを食らったので、勝利の女神だったのか??


試合内容は、書きようがないですね。
なにががっかりって、早くに先制してヒディングががんがん手を打って、逆転されるのが怖いなーって、今まで言い続けてた悪いシナリオがそのまま実現されちゃったこと。監督力の差で負けてしまうこと。


川口はがんばっていたと思う。彼の持ち味である奇跡的なセーブを連発したいわゆる「あたり」の日だったし。
中澤もうまくビドゥカに仕事させないようにがんばっていたと思う。ケネディとのマッチアップは半々ぐらいで勝ったり負けたりだったと思うし。まあアレックスのかっるーいプレーは相変わらずでしかも結構中にはいっていって旨くサイドは使えてなかった気がするのとプレースキックがサインプレーじゃないけど少しボールをずらしてなどが多すぎて策におぼれてうまくいかなかったなー。はっきりいって前半から押されてましたよ。しかも変な時間に1点入っちゃうし。


後半早々からヒディング動きましたね。これも予想通り。まあ動く順番がアロイージケネディの順かなと思っていたのですがケーヒルケネディアロイージでしたね。しかもこの3人で3点。ヒディングの積極策ってほんと当たるよなー。
一方日本はヒデの攻め上がりにあわせて守備のサポートにまわり、かなりの距離をカバーしていた俊がバテバテ。カウンター気味にスペースに出されたボールを終えないヤナギザワ。でもオーストラリアだってけしてほめられた状況じゃなかったし
ばててたし、足も止まってたし。
坪井に代えて茂庭が入り左がアレ・茂庭って恐ろしい。なんでナカタコ使わないんでしょ。DFで登録してるんだからボランチにっていうつもりもないだろうし。それに点が入ってしまったときの明確な記憶があんまないんです。


川口がビドゥカのFKを止めて、
「あー、こんな内容だけど今日はこれで勝つなー。ヨーロッパの大会でも勝利か」
って思ったところから、思い出せるのはオージーの爆発的な歓びと、オージー選手がピッチになだれ込んで喜んでいることぐらいしか…


はぁ…


ツネは、相変わらず機能しないですね。中澤に負担かかりすぎ。2点目はわざわざシュートコースあけちゃうし…
アジアレベルの試合では万が一への対応としてツネが余っていることは意味があるかもしれませんが、ワールドカップでは
ただ守備で競れる人が1枚減ってるだけですね。さすがにテストマッチじゃないんでいつもの「修正すべきポイントはわかってる」発言はないみたいですが。ヤナギザワ。頼むから打ってくれ。数年に一度だけど積極的にゴール狙ってすごいシュート決めたりするじゃん。


試合後ヒデと俊はサポに挨拶することなく引き上げていきました。ツネなども来ましたが、なんかバラバラな感じは否めないですね。試合後挨拶に来ないヒデと俊に対する怒りの声も結構ありましたが、はっきり言ってあんな情けない試合を見せて挨拶に来るぐらいなら、挨拶来なくて良いからしっかりやれよ!と思ってしまいます。チームとしてまとまりに欠けてるのは微妙ですけどね。


試合後はカイザーの町で浮かれるオージー尻目に反省会&やけ酒。試合前の青い大波は完全に潮が引いてしまい、イエロー一色。「今日はオーストラリアにとってワールドカップ初勝利の歴史的な日だ」って言われちゃいました。「good game.but japan is bad luck」とも何度も言われたな。そして何度も「コングラッチュレーション。ヒディングはすごいヘッドコーチだ。替えた選手が全得点を決めるんだから。おねがいだから次のブラジル戦に勝ってくれ」ってなんど言ったことやら。イタリア戦後カイザーファンフェストで始まった○○○○○にはびっくりしました。おいおいおいおい。


最後に、
南ア大会からこのチームと予選戦わなきゃいかんのでしょ。しかもアジアの枠だってひろいまんまかわからないし。
今大会しだいってところもあるでしょう。選手的にもトレセン第1世代が日本のゴールデンエージであることに
異論はないと思うのだけれど、きわめて厳しい状況になってしまったわけで。


結局代表チームって寄せ集めだから、なかなか完全に旨く機能させることはできないんだけど、そうなると求められるのは
どんなオプションを用意(選手の発掘と起用法)できるかって事だと思うんです。あと短期決戦だけにいかにコンディションの良い選手を見極めて使えるか。
この2点からして事ー故監督って、オプションは作れないし、選手交代のタイミングもフリーズ。ちょっと厳しいですよね。
まー前からわかってたことなので今更ですが。
トップダウンでこの人事を決めたキャプテン共々さっさと辞任してください。


キャプテンは「事ー故にお願いして良かったといえるサッカーをしてほしい」などとコメントしてましたが、
事ー故にした2002年からが失われた数年間の始まりだったとならないように次の監督はちゃんと選んで欲しいです。
さようなら事ー故、さようならキャプテン。
あなた方が出来る最後の貢献は4年間の集大成であるワールドカップの全責任を取って、次の代表監督選考に口出しすることなくさっさとお引き取り願うことだけです。