人生3度目のパリ

卒業旅行、EUROの帰りのストップオーバーに続く3度目のパリ訪問。
1998年卒業旅行時に初めてのパリでルーブルにオルセーに、ロダンに、ピカソにと美術館を渡り歩き、
エッフェル塔サクレクール、シャルトルなど登れる階段に登りまくる旅だった。
ちょうどオランジュリー美術館の改修が始まり、日本でもオランジュリー展があったり、
ルーブルからはドラクロワの「民衆を導く自由の女神」が初来日を果たしたのと同じタイミングだったため
美術館巡りをしながらもそれでも美術館に飽き足らない年頃だった。
サッカーはパリサンジェルマンの試合を少し見に行ったぐらい。テニスサークルだった私はローランギャロスのスタジアムを見学し、
思ったより小さいなぁという感想を持ったことを今も覚えている。

2度目にパリを訪問したのは2004年7月。
このころには既に蹴球休暇として最終進化を遂げていたため、旅の主目的が異なる。
もちろん美術館を巡ることは今でも好きなのだが、芸術作品に対する自分の嗜好も出来てきたので
じっくり見る作品とほとんどスルーしてしまう作品に分かれてしまう。
また2000年イタリアで受けた宗教画の洗礼がトラウマとなり、単なる宗教画に対する拒絶反応も強くなっていた。
そして毎年のように改修終了予定とかかれるオランジュリーが閉館のままだったこともあり
新しいパリの発見というのはほとんどなかった。
そう、このときはサッカーをさんざん見て来たあげく「スタッドドフランス」の見学ツアーに参加。しかもフランス語。
わかるはずがないのである。いやーおもしろくなかった。スタッドドフランスはクラブチームがホームにしていないため
試合で使われるケースは少なくいつかこのスタジアムのビッグゲームに来たいと思っていたのだが06年のCLは行けなかった。
そして観光では真新しいことをすることなくお気に入りのサクレクールと凱旋門に行っただけだった。

3度目のパリ。
今回の主目的はローランギャロスであり、6/6と7に観戦することが決まっている。
そしてダビンチ好きの僕としてはルーブルを8年ぶりに訪れようと計画している。
その初日。またまたやってしまった。進歩がない。
夕暮れから夜にかけての凱旋門ツアー。
パリを360度に一望できるこの場所。夕暮れ時が一番のおすすめ。西にラデファンス、北東にサクレクール、南にエッフェル塔
眼下にシャンゼリゼ。ちょうど晩ご飯を食べた後の軽い運動で階段を上るのがおすすめ。
とはいえこれでパリ3度目にして4回目の凱旋門登頂。(1度目は昼に登った)
進歩がない。でもほんとにきれいなんですって。
あとは早朝・快晴のサクレクールが好きなんだけど今回は時間的にパス。

ということで到着早々疲れました。